ニキビ・ニキビ痕
ニキビは、毛穴の詰まりから始まる慢性の皮膚疾患です。「皮膚が汚れている」「洗顔が足りない」ために起こるわけではありません。
炎症を繰り返すと、赤みや茶色い色素沈着だけでなく、元に戻りにくい凹みや盛り上がった痕が残ることがあります。ニキビ痕を防ぐには、赤ニキビだけでなく、白ニキビの段階から治療し、改善後も再発予防を続けることが大切です1),2)。
ニキビとは
ニキビは、次の変化が重なって起こります。
- 皮脂の分泌が増える
- 毛穴の出口に角質がたまり、詰まる
- 毛穴の中でアクネ菌が増える
- 毛穴の周囲に炎症が起こる
思春期だけでなく、成人になってからも続くことがあります。顔だけでなく、胸、背中、肩などにも生じます。
ニキビの数が少なくても、外見への悩みから学校、仕事、外出、人付き合いに影響することがあります。本人が困っていれば、治療の対象です。
症状とニキビ痕
ニキビの種類
| 種類 | 状態 |
|---|---|
| 白ニキビ | 毛穴が詰まり、白く盛り上がった状態 |
| 黒ニキビ | 毛穴の出口が開き、詰まりが黒く見える状態 |
| 赤ニキビ | 毛穴の周囲に炎症が起きた状態 |
| 黄ニキビ | 炎症が進み、膿がたまった状態 |
| しこり・嚢腫 | 炎症が皮膚の深い部分まで及んだ状態 |
白ニキビや黒ニキビは、医学的には「面皰」と呼ばれます。痛みがなくてもニキビの始まりであり、この段階から治療することで赤ニキビへの進行を防ぎます。
ニキビ痕の種類
一般に「ニキビ痕」と呼ばれるものには、性質の異なる状態があります3)。
| 種類 | 見え方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 炎症後紅斑 | 平らな赤い痕 | 数か月以上かけて徐々に薄くなることがある |
| 炎症後色素沈着 | 平らな茶色・黒褐色の痕 | 紫外線や摩擦で長引きやすい |
| 萎縮性瘢痕 | 皮膚がへこんだ痕 | 自然には戻りにくい |
| 肥厚性瘢痕・ケロイド | 硬く盛り上がった痕 | あご、胸、肩などに生じやすい |
凹んだ痕には、細く深いアイスピック型、角のあるボックスカー型、なだらかにへこむローリング型があります。形によって適する治療が異なります。
原因・診断
原因
ニキビには、体質、ホルモン、皮脂、毛穴の詰まり、炎症などが関係します。
次のような要因で悪化することがあります。
- 月経周期
- マスク、帽子、ヘルメットなどの摩擦や蒸れ
- 油分の多い整髪料や化粧品
- 睡眠不足や強いストレス
- 一部のステロイド薬、抗てんかん薬など
- ニキビを触る、つぶす
- 洗いすぎや強い摩擦
睡眠やストレスは悪化要因になり得ますが、患者さんの努力不足が原因ではありません。
成人女性で、ニキビに加えて月経不順、多毛、急な体重増加などがある場合には、多嚢胞性卵巣症候群などのホルモン異常を調べることがあります。
診断
多くは皮膚の状態から診断できます。白ニキビや黒ニキビにあたる面皰があることが、重要な特徴です。
次の病気は、ニキビに似て見えることがあります。
- 酒皶
- 細菌性毛包炎
- マラセチア毛包炎
- 口囲皮膚炎
- ステロイドによるざ瘡様皮疹
- 薬剤による皮疹
同じ大きさのぶつぶつが急に増えた、強いかゆみがある、顔のほてりが強い、面皰が見当たらない場合には、別の病気も考えます。
保険診療
治療の流れ
ニキビ治療は、次の2段階に分けて考えます1)。
-
急性炎症期
赤ニキビや黄ニキビを減らす治療です。抗菌薬を使用する場合は、原則として3か月程度を目安にします。 -
維持期
毛穴の詰まりを治療し、新しいニキビを防ぐ時期です。抗菌薬を含まない外用薬を継続します。
外用薬は、数日で判断する薬ではありません。一般に4~8週間ほどで変化が見え始め、12週間前後で効果を評価します。良くなった後も維持治療を続けることで、再発やニキビ痕を防ぎます。
過酸化ベンゾイル
過酸化ベンゾイル:ベピオゲル®・ベピオローション®は、毛穴の詰まりを改善し、アクネ菌を減らす薬です1),4)。
抗菌薬とは異なる仕組みで作用するため、薬剤耐性菌が問題になりにくく、白ニキビ、赤ニキビ、維持治療のいずれにも使用できます。
主な副作用は次のとおりです。
- 乾燥
- 赤み
- 皮むけ
- ヒリヒリ感
- かゆみ、かぶれ
また、髪、眉毛、衣類、枕カバー、タオルなどが脱色されることがあります。
過酸化ベンゾイル:ベピオウォッシュゲル®は、1日1回塗布し、5~10分後に洗い流す製剤です5)。塗ったままにする薬より刺激を抑えやすく、顔だけでなく胸や背中のニキビにも選択できます。
アダパレン
アダパレン:ディフェリンゲル®は、毛穴の出口の角化を整え、白ニキビや新しいニキビを減らす薬です1),6)。
通常は1日1回、夜の洗顔後に、ニキビができやすい範囲へ薄く塗ります。今あるニキビだけに点々と塗るのではなく、繰り返しできる範囲全体に使用することが重要です。
治療開始後の2~4週間は、乾燥、赤み、皮むけ、刺激感が出ることがあります。保湿剤を併用し、皮膚の状態に応じて塗る量や頻度を調整します。
妊娠中または妊娠している可能性がある人には使用できません。
配合薬
アダパレン/過酸化ベンゾイル
アダパレン/過酸化ベンゾイル:エピデュオゲル®は、毛穴の詰まりと炎症の両方に作用します1),7)。
単剤より高い効果が期待できますが、乾燥や刺激も起こりやすいため、肌の状態を確認しながら使用します。アダパレンを含むため、妊娠中は使用できません。
クリンダマイシン/過酸化ベンゾイル
クリンダマイシン/過酸化ベンゾイル:デュアック配合ゲル®は、赤ニキビや黄ニキビが多い急性炎症期に使用します1),8)。
抗菌薬を含むため、炎症が改善した後は漫然と続けず、過酸化ベンゾイルやアダパレンによる維持治療へ切り替えます。
局所の乾燥や刺激のほか、非常にまれですが、強い腹痛や持続する下痢を伴う大腸炎が起こることがあります。そのような症状がある場合は使用を中止して受診してください。
外用抗菌薬
炎症のあるニキビには、クリンダマイシン:ダラシンT®、オゼノキサシン:ゼビアックス®などを使用することがあります。
抗菌薬だけを長期間使用すると耐性菌が増えるため、過酸化ベンゾイルなどと組み合わせ、必要な期間に限って使用します。
内服抗菌薬
赤ニキビ、黄ニキビ、痛みのあるしこりが多い場合には、外用薬に内服抗菌薬を追加します。
代表的な薬は次のとおりです。
| ドキシサイクリン | ビブラマイシン®9) |
|---|---|
| ミノサイクリン | ミノマイシン®10) |
ドキシサイクリンでは、吐き気、食道炎、日光による皮膚症状などに注意します。十分な水で服用し、服用直後には横にならないようにします。
ミノサイクリンでは、めまい、吐き気、色素沈着のほか、まれに肝障害や重い薬剤過敏症などが起こります。
鉄剤、カルシウム製剤、マグネシウムやアルミニウムを含む胃薬は、これらの抗菌薬の吸収を低下させることがあります。服用間隔の調整が必要です。
妊娠中は原則として使用せず、小児では年齢に応じて別の薬を選びます。肝機能・腎機能や併用薬も確認して処方します。
ニキビ痕の保険診療
平らな赤み、茶色い色素沈着、凹んだニキビ痕の美容的治療は、原則として保険適用外です。
一方、硬く盛り上がった肥厚性瘢痕やケロイドでは、診断に応じてステロイドテープ、ステロイド局所注射などが保険適用になる場合があります。
自費診療
自費診療は、保険診療よりも一律に優れているというものではありません。ニキビの状態に合わせて役割を分けることが大切です。
赤ニキビや黄ニキビが次々にできている時期は、保険診療で新しい炎症を抑えることを基本とします。そのうえで、次のような悩みに自費診療を組み合わせます。
- 毛穴の詰まりを繰り返す
- ニキビ後の赤みが残っている
- 茶色い色素沈着が残っている
- 毛穴や肌の質感が気になる
- 凹んだニキビ痕がある
ケミカルピーリング
グリコール酸やサリチル酸マクロゴールなどで角層を整え、毛穴の詰まりを改善する治療です。
国内ガイドラインでは、標準治療で十分に改善しない場合や、刺激などで標準治療を続けにくい場合の選択肢とされています1)。
白ニキビ、黒ニキビ、繰り返す軽度のニキビ、肌のざらつきに適しています。通常は複数回行い、保険診療の外用薬や日常のスキンケアと組み合わせます。
施術後には一時的な赤み、乾燥、皮むけが出ることがあるため、保湿と紫外線対策が重要です。
光・レーザー治療
IPLや血管系レーザー、ロングパルスNd:YAGレーザーなどは、主にニキビ後の赤み、色むら、毛穴、肌の質感に使用されます。
系統的レビューでは、ニキビ後の赤みに対して光・レーザー治療による改善が報告されています11)。ただし、研究ごとに機器や照射条件が異なるため、効果の現れ方には個人差があります。通常は複数回の治療で、少しずつ目立ちにくくすることを目指します。
凹んだニキビ痕
凹みの形によって、適する治療が異なります3)。
| アイスピック型 | TCA CROSS、パンチ治療など |
|---|---|
| ローリング型 | サブシジョンなど |
| ボックスカー型 | フラクショナルレーザー、マイクロニードリングなど |
複数の形が混在していることも多く、治療を組み合わせる場合があります。活動性のニキビを十分に安定させた後に、瘢痕の形と肌質に合わせて治療計画を立てます。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは、ニキビ後に平らに残った茶色い炎症後色素沈着に使用します12)。
赤い痕や凹みではなく、メラニンによる茶色い痕が主な対象です。赤み、かゆみ、刺激性皮膚炎などが起こることがあるため、少量から開始し、肌の状態を確認しながら使用します。
長期間漫然と使用するのではなく、一定期間ごとに効果と皮膚の状態を確認します。妊娠中・授乳中は原則として使用を控えます。
アゼライン酸
アゼライン酸には、毛穴の詰まり、炎症、色素沈着を改善する作用があります。海外ではニキビ治療に使用され、国内ガイドラインでも選択肢とされていますが、日本ではニキビ治療薬として保険適用がありません1)。
処方薬の刺激が強い人や、茶色い痕も気になる人に適する場合があります。
イソトレチノイン
海外では、重症、瘢痕を残しやすい、標準治療で改善しにくいニキビに、内服イソトレチノインが使用されます2)。
高い効果が期待できる一方、強い催奇形性があり、厳格な避妊、妊娠検査、肝機能・脂質などの定期検査が必要です。日本ではニキビに対して未承認であり、当院ではまず国内で承認された標準治療を優先します。個人輸入による自己使用は避けてください。
当院の自費診療
当院では、保険診療で活動性のニキビを治療しながら、赤み、色素沈着、毛穴、肌の質感などに自費診療を組み合わせています。
サリチル酸ピーリング
毛穴周囲の余分な角質を整え、毛穴の詰まりを改善する治療です。
次のような方に適しています。
- 白ニキビ、黒ニキビが多い
- 軽いニキビを繰り返す
- 肌のざらつきが気になる
- 胸や背中にもニキビがある
当院では、顔全体、上背部、胸部に施術できます。定期的に行い、保険診療の外用薬やスキンケアと組み合わせて、新しいニキビができにくい状態を目指します。
施術後は乾燥や赤みが出ることがあるため、保湿と紫外線対策を行います。
ライムライト
ライムライトはIPLと呼ばれる光治療です。
主に次のような症状に使用します。
- ニキビ後の赤み
- 茶色い色素沈着
- 顔全体の色むら
- 毛穴の開き
通常は3週間~1か月程度の間隔で3~5回を目安に、徐々に変化をみます。
照射後は一時的な赤みや乾燥が出ることがあります。茶色い部分が一時的に濃くなり、薄いかさぶたのようになった後、少しずつ剥がれることもあります。こすらず、保湿と紫外線対策を続けます。
ジェネシス
ジェネシスは、ロングパルスNd:YAGレーザーを穏やかに照射する治療です。
次のような症状に適しています。
- ニキビ後の赤み
- 毛穴の開き
- 肌のざらつきや質感
- 顔全体の軽い色むら
痛みや施術後の赤みが比較的少なく、日常生活への影響を抑えながら続けやすい治療です。通常は2~4週間間隔で、5回程度を1つの目安として徐々に変化をみます。
ニキビ痕の凹みが主な場合には、赤みや肌質をジェネシスで整えながら、凹みの形に適した治療が受けられる医療機関をご紹介することがあります。
イオン導入
当院では、ビタミンCおよびトラネキサム酸のイオン導入を行っています。
微弱な電流を利用して美容成分を皮膚へ浸透させる治療で、次のような目的で使用します。
- ニキビ後の赤みや色むらのケア
- ピーリング後の整肌
- 光・レーザー治療後のケア
- 日常のスキンケアの補助
単独で強い炎症性ニキビを治すものではなく、保険診療やほかの自費施術と組み合わせて肌の状態を整えます。
ドクターズコスメ
当院では、次の製品をニキビ後のスキンケアに使用できます。
- ハイドロキノン4%クリーム
- ハイドロキノン4%コンシーラー
- ビタミンCローション
- トラネキサム酸5%ローション
ハイドロキノンは茶色い色素沈着、ビタミンC・トラネキサム酸ローションは赤みや色むらの補助的なケアに適しています。
処方薬や複数の化粧品を同時に使用すると刺激が強くなることがあります。肌の状態を見ながら、使用する順番や組み合わせをご案内します。
ケア・化粧品
根拠が比較的確立しているケア
1日2回程度、やさしく洗う
低刺激性の洗顔料を使用し、手でやさしく洗います。汗を多くかいた後は洗い流します。
皮脂を落とそうとして何度も洗ったり、スクラブやブラシでこすったりすると、刺激によって悪化することがあります。
保湿する
過酸化ベンゾイルやアダパレンによる乾燥・刺激を軽減し、治療を継続しやすくします。
低刺激性で「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示された製品が選択肢になります。ただし、この表示は、すべての人に絶対にニキビができないことを保証するものではありません。
紫外線を防ぐ
紫外線は、赤みや茶色い色素沈着を長引かせることがあります。日焼け止め、帽子、日傘などを使用します。
ニキビ肌には、低刺激性・ノンコメドジェニックの日焼け止めが適しています。
触らない、つぶさない
ニキビをつぶすと、炎症が皮膚の深い部分へ広がり、色素沈着や凹んだ痕を残しやすくなります。
メイクは可能
ニキビがあっても、低刺激性・ノンコメドジェニックの化粧品であれば、メイクを一律に中止する必要はありません1)。
赤みを目立ちにくくすることは、学校や仕事での心理的負担を減らすうえでも役立ちます。帰宅後は、強くこすらず落とします。
根拠が限定的なケア
| ケア・成分 | 現時点での考え方 |
|---|---|
| ビタミンC | 一部の研究で皮脂、炎症、色素沈着への効果が報告されているが、処方薬の代わりではなく補助的に使用する |
| ナイアシンアミド | 抗炎症作用が期待されるが、製品ごとに濃度や処方が異なり、効果を一律には判断できない |
| CICA・ツボクサ | 保湿や整肌には使用できるが、ニキビを治す根拠は十分ではない |
| ティーツリーオイル | 小規模研究はあるが、刺激やかぶれが起こることがある |
| ニキビパッチ | 患部を触らないための保護には役立つが、新しいニキビの予防効果は限定的 |
| ビタミン・亜鉛・乳酸菌などのサプリメント | 欠乏がある場合を除き、標準的なニキビ治療としての効果は確立していない |
| 美容点滴・プラセンタ注射 | ニキビやニキビ痕を改善する標準治療としての質の高い根拠は確立していない |
「天然成分」「敏感肌用」と表示されていても、刺激やアレルギーが起こらないとは限りません。複数のピーリング成分、レチノール、ビタミンCなどを一度に追加すると、かえって肌が荒れることがあります。
食事
高GI食品など、血糖値が急激に上がりやすい食生活を見直すことで、一部の患者さんではニキビが改善する可能性があります。ただし、研究規模は小さく、すべての人に同じ効果があるわけではありません13)。
牛乳などの乳製品とニキビの関連も報告されていますが、多くは観察研究であり、乳製品が直接ニキビを引き起こすという因果関係は確立していません13)。
次のような食品を一律に禁止する必要はありません。
- チョコレート
- 乳製品
- 脂っこい食品
- 香辛料
特定の食品を食べるたびに明らかに悪化する場合には、食事記録をつけて個別に調整します。成長期の子どもが自己判断で乳製品などを全面的に除去することは避けましょう。
年齢・妊娠
小児・思春期
思春期のニキビは「そのうち自然に治る」とは限りません。炎症を繰り返すほど、成人後まで残るニキビ痕ができやすくなります。
白ニキビが増え始めた段階から治療し、赤ニキビを作らないことが重要です。
思春期より前に強いニキビが出た場合や、急速に悪化した場合には、年齢に応じてホルモン異常などを確認します。
薬剤によって使用できる年齢や部位が異なるため、家族に処方された薬を共有しないでください。
成人女性
あごや口周囲を中心に繰り返し、月経前に悪化することがあります。
月経不順、多毛、脱毛、体重増加などを伴う場合には、ホルモン異常について婦人科と連携することがあります。
妊娠・授乳
妊娠中または妊娠している可能性がある人は、次の薬を使用できない、または原則として避けます。
- アダパレン:ディフェリンゲル®
- アダパレン/過酸化ベンゾイル:エピデュオゲル®
- ドキシサイクリン:ビブラマイシン®
- ミノサイクリン:ミノマイシン®
- イソトレチノイン
妊娠中でも、皮膚の状態に応じて使用できる外用薬があります。妊娠を希望している場合も含め、自己判断で薬を中止・継続せずご相談ください。
受診の目安
次のような場合は、早めの受診をお勧めします。
- 白ニキビや赤ニキビが繰り返し増える
- 市販品を2~3か月使用しても改善しない
- 痛いしこりや膿のたまったニキビがある
- 胸や背中にも広がっている
- 赤みや茶色い痕が増えてきた
- 凹みや盛り上がった痕ができ始めた
- ニキビが原因で学校、仕事、外出がつらい
- 月経不順や多毛を伴う
- 外用薬で強い赤み、腫れ、かゆみが出た
ニキビ痕ができてから治療するより、できる前に炎症を止める方が治療しやすく、負担も少なくなります。
まとめ
ニキビは、毛穴の詰まりから始まる慢性の皮膚疾患です。洗顔不足や本人の努力不足で起こるものではありません。
治療の基本は、保険診療で現在のニキビと毛穴の詰まりを改善し、良くなった後も維持治療を続けることです。そのうえで、残った赤み、茶色い色素沈着、毛穴、肌の質感には、自費診療を組み合わせます。
当院では、保険診療に加えて、サリチル酸ピーリング、ライムライト、ジェネシス、イオン導入、ハイドロキノンなどを、肌の状態に応じてご提案しています。
ニキビ治療の目的は、今ある赤ニキビを治すことだけではありません。
- 新しいニキビをできにくくする
- 抗菌薬の長期使用を避ける
- 赤みや色素沈着を長引かせない
- 元に戻りにくい凹みやケロイドを防ぐ
- 学校、仕事、外出への影響を減らす
- 外見への悩みによる心理的負担を軽くする
そのための治療です。
市販品を次々に変更するより、白ニキビの段階から適切な治療を始めた方が、将来のニキビ痕を防ぎやすくなります。
参考文献
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